ドジャース大谷翔平は29日のロッキーズ戦で今季59盗塁目を決めた。本塁打54本と合わせて、MLB史上初の54-59を達成してシーズンを終えた。
大谷選手の今シーズンの活躍は凄いですが、二塁打数は38本だったので、40-40-40は達成しませんでした。ガーディアンンズのホセ・ラミレス選手も39-39-41なので惜しくも達成していません。
実はこの40-40-40はMLB史上1人しか達成していません。当時ナショナルズに所属していた、アルフォンソ・ソリアーノ選手が2006年に達成しています。そんなソリアーノ選手ですが、実は日本にとても所縁のある選手なのです。今回はそんなソリアーノ選手についてまとめてみます。
①広島カープに所属していた。
ソリアーノ選手はカープアカデミー出身の選手で、1996年に広島カープに入団、97年は1軍の試合に出ています。
しかし、翌年98年に退団してしまします。カープ側は年俸450万円を提示してしまいましたが、ソリアーノ選手の代理人は1800万円を提示したため折り合いがつかなくなったためです。後にソリアーノ選手が日本時代を回想していますが、ホームシックに陥り、日本の食事も合わなかったと言っていました。この後のソリアーノ選手の活躍をみると、カープ側は惜しい選手を無くしましたが、本人にとっては良かったかもしれません。
②年齢を詐称して来日していた。
ソリアーノ選手は19歳で来日しましたが、後に年齢を偽っていた事がバレてしまいます。ただし、年齢詐称は向こうの国ではよくある事で、現役選手の中には年齢を偽ってプレーしている選手もいるかもしれません。
③元々脚は遅かった。
ソリアーノ選手は唯一40-40-40の達成者でもあるように、長打力もあって脚も速いイメージです。しかし、意外にも脚は遅い選手で有名でした。広島カープにいた頃も、振り回すバッティングフォームに身体が細い、脚は遅かったのでロバというあだ名だったらしいです。しかし、メジャーの大舞台で、40盗塁を3回も決めているので、走塁のセンスや盗塁の技術は待ち合わせいます。
④松井秀喜と同じチームに所属。
元広島カープのソリアーノ選手ですが、2003年までヤンキースに所属していたので、松井秀喜がメジャー1年目の時、既に同じチームにいました。日本でも毎試合中継されていたので、見た事ある人は多いと思われます。
いかがでしたか?振り回すバッティングフォームで、少し荒削りが目立つ選手でしたが、長打力と走力を持ち合わせたアグレッシブなプレースタイルなので、ファンも多かったはずです。
実は、日本時代に初ヒットを打っているので、日本の「名球会入り」の資格を持っています。「僕のプロ野球人生は日本で始まった。そのような素晴らしい会に入会出来るのならば、喜んで加わりたい」と語っているので、その機会が訪れるかもしれません。
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