28日、優勝目前の巨人相手に1-8で敗れ、9月は5勝19敗となった。9月は後1試合を残し、球団ワーストの月間19敗(1953年9月、93年9月)に並んだ。
9月1日の時点で、カープは62勝48敗と貯金14を有し、8月に入ってからはセ・リーグ1位を維持していました。新井監督自身も選手も、本当の勝負は9月からと語っていました。
しかし蓋を開けてみると、9月だけで借金14を記録する大失速。28日時点で、3位denaと1.5ゲーム差の4位まで順位が下がりました。新井監督率いる広島カープはなぜ歴史的大失速をしてしまったのか考察します。
①チームを支えた投手陣が崩壊…
2024年シーズンのカープは、強力な投手陣がチームを支えていました。チームの月間防御率は8月まで2点台前半をキープしていたのですが、9月だけで4.30と悪化しています。9月は24試合中112失点記録し、1試合平均5点近く失点しているのです。一方、野手陣の成績はというと、24試合中58得点で1試合平均は僅かに2.4点。得点の倍も失点しているので、勝てる訳がなかったのです。ただし、8月までの投手陣は出来過ぎだったとの意見もあり、収束しただけとも言われています。
②慢性的な得点力不足…
2024年シーズン、どのチームも得点力不足に苦しんでいました。ボールの質が変わった、ピッチャー陣の質が上がったと言われてますが、カープは他チームに比べ得点力不足に苦しんでいました。現時点で総得点数が400点、中日の375点に次ぐ低さで、1位の横浜(総得点数500)と100点も差があります。ここまで苦しんだ理由は、新加入のシャイナー選手とレイノルズ選手が全く機能しなかったためです。去年のデビッドソン選手は19本塁打を放ちましたが、助っ人としては物足りない成績だったので契約しませんでした。しかし彼のおかげでマークが分散し、他の野手陣が活躍していましたが…
③ベテラン野手陣がまったく活躍しなかった…
助っ人野手陣だけでなく、田中選手や松山選手などのベテラン野手陣も活躍しませんでした。他のチームが力を入れてくる勝負の9月に、経験の浅い野手陣だけでは立ち向かえません。チーム状態が悪い中、背中でチームを引っ張てくれるベテラン野手陣がいなかったので、うまく切り替えれずにダラダラと失速してしまいました。
いかかでしたか。なぜ首位争いしていた広島カープが、9月に入り大失速してしまったのか考察しました。カープファンは歯がゆい思いをしていると思いますが、まだAクラス入りの可能性は残っていますので、これからの数試合見守っていきましょう。
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